【東京五輪で問題も】著作権の侵害や概要をわかりやすく解説

著作権侵害

2020年東京オリンピックのエンブレム盗作問題が浮上して、著作権について随分と目に触れるようになりましたね。

「画像を使ってるから違法だ」「これは形が似ているから違法だ」とテレビやインターネットで騒がれていますが、実際に詳しく説明出来るでしょうか?

オッサン( ゚ω゚)は著作権の関連書を数冊持っているのですが、法律って勉強しても本当に難しいですね。実際に本を手にとってわかった事もすごく多かったですし。

今回は著作権の概要や侵害について、例を挙げつつなるべく分かりやすくご紹介していこうと思います。

スポンサーリンク
★人気の記事

著作権の全体像をわかりやすく解説

著作権とはどのような権利なのか

著作権は「著作物の創作者が独占的に利用し、または他人に利用させて対価を得る事が出来る権利」となっており、単に利用を禁止するだけではなく『利用してよい・利用禁止・いくら払えば利用可能』という事を決める事が出来る法律です。

例えば利用許諾を与えていない画像を使って作られた商品があり、それを利用して利益を受けた場合については、受益者に対し著作権者は不当利益の返還を請求する事が出来ます。

簡単に言うと、許可してない物を勝手に使って商売やってんじゃねーよテメー(´Д`)
って事です。

ちなみに著作権の発生や著作者となる時期は「著作物を創作した時に自動的に著作者となる」ので、権利を取得するのに登録その他の特別な方法は必要ありません。
※特許権などは特許庁への申請が必要です。

著作物の例示

法2条1項1号に「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」と規定しており、これらを「著作物」と呼びます。

著作権法10条1項に具体的な着物が例示されているのでご紹介します。

  1. 小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物
  2. 音楽の著作物
  3. 舞踊又は無言劇の著作物
  4. 絵画、版画、彫刻その他の美術の著作物
  5. 建築の著作物
  6. 地図又は学術的な性質を有する図面、図表、模型その他の図形の著作物
  7. 映画の著作物
  8. 写真の著作物
  9. プログラムの著作物

※ここに例示されていないものでも著作物である物があります。

この中でも、とりわけ問題に上がってくるのは「言語・音楽・絵画」が多いですね。

小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物

法10条1項1号に、文章や口述による「言語の著作物」が例示されています。
他にも「テキスト、報告書、詩、手紙や日記」などが著作物として考えられます。
但し、誰が書いても同じになるような内容や事務的な文書は著作物になりません。

つまり「ネット上の文章」についても権利が付いてまわるわけですねー( ゚ω゚)

音楽の著作物

音楽についてはコピー問題がよく取り上げられますね。音楽については「メロディやリズムによって表現される楽曲・歌詞」が著作物になります。音のみで表現された即興演奏や打楽器のリズムも同様です。

メロディや歌詞の著作権については数年に1度はあるように思いますねー。
「この曲パクりじゃねーか!?」などツイッターで騒がれたりも。

2006年には歌手の森進一さんが「おふくろさん」の歌詞に無許可で台詞を足してしまい、
作詞家が著作権侵害を訴えた騒動がありましたね。

絵画、版画、彫刻その他の美術の著作物

美術著作物は「絵画・版画のように平面的なもの、彫刻・生花のように立体的なもの」などがあります。文字の場合は、例えば書道の場合は美術の著作物となります。

絵画についてはインターネットで特に気になる項目かと思います。「著作権フリー素材」と
謳いのあるものであれば利用可能ですが、時には「加工禁止」であったり「再配布禁止」など、著作権上の縛りがある場合もあります。

よくオッサン( ゚ω゚)が利用する画像サイトですが、商用OK、WEB広告OKの謳いがあります。

著作権侵害

このように、画像を利用する場合はそのホームページの著作権規約に従って扱うように心掛けましょう。

2015年にデザイナーの佐野研二郎さんがデザインした東京五輪エンブレムが、ベルギー・リエージュ劇場のロゴをパクったものだという物議が起こりました。また、その一例から芋づる式に同デザイナーのネット画像無断パクり製品が続出し、問題となっています。

ある構図やデザインを見て影響を受け、そのデザインに近いものとなるケースは多々あるとデザイナーは言います。それは全然良いと思うのですが、既に権利のあるデザインをそのままパクって無断利用し、著作権を侵害するのは大問題ですねー(;´Д`)

ましてや世界中が注目する東京オリンピックのエンブレム、勘弁してほしいもんです・・・。

著作権の権利侵害に対する措置

侵害とみなされる行為は?

侵害行為は、わかりやすく言うと著作権の権利者の許諾を得ずに、他人が無断で著作物を利用・改変すること。

インターネット上にある著作権のある画像やデザインを、無断で商用利用したり加工したりして使う等ですね。また、音楽についてはメロディーをパクったり歌詞を変更したりというのも侵害に当ります。

著作権法では「コピーCDであると知りつつデータ扱う」「著作権のある音楽を公衆が利用出来る所にアップロードする」なども侵害の対象としています。

ちなみに、「著作権フリー素材」など、著作権を破棄している素材や画像、音楽については利用が可能です。但し、その物の著作権がどのようになっているのかシッカリと把握する事は必要です。『加工は可、商用は不可』など、権利の範囲は著作権者個人で変わってきますので。

侵害に対する措置は?

民事上の救済措置、侵害者に対する刑事上の制裁を与える事で著作権の権利保護をします。

  • あっせん
  • 差止請求権
  • 名誉回復等の措置請求権

上記に加え、刑事上の措置、すなわち刑事罰の規定があります。
具体的位には警察や検察に捜査・起訴され、刑事裁判で「1000万円以下の罰金刑」や「10年以下の懲役刑」が科せられます。

さらに違反した企業に対しては「最高3億円の罰金」が科せられる可能性もあります。

3 億 円 !!・・・(´°ω°)燃え尽き

著作権は案外軽く見られる傾向があり、「バレないだろ」と思ってやってるパターンが大半ではないかと思います。

東京五輪で問題視されたデザイナーのパクリ疑惑、これは関係者が暴いたものではなく、2ちゃんねるや他ネットユーザーが「デザイン似てる。こいつ怪しくね?」という理由から調べあげたものと言います。

つまり、調べれば一般人でさえすぐに見破る事が出来てしまうんですね。

さいごに

簡潔ではありましたが、ザザッと概要でした。あーこんな権利があるのか、こんな程度でも頭に入っていれば、いざ自分が画像を使おうと思ったり音楽を使いたいと思った際に役に立つ知識だと思います。

今後もまた、絶対に著作権問題は出てきます。特にデザイナーや音楽関連は出やすいですから、予備情報として覚えておきましょうー。

スポンサーリンク