風邪をひいた時や喉の調子が悪い時など、「咳が続く」ときってありますよね?
わたしは季節の変わり目に風邪をひくときが多く、わたしが風邪をひくと「あぁ、もう季節の変わり目だな」と悟る社員もいるほど…(前職での実話)。
最近はだいぶ良くなりましたが、夜中の「喘息」や「咳喘息」でつらい経験もしました。そこで、なかなか止まらない「長引く咳」と「喘息を止める方法」を調べてみました。
わたしのように毎晩ゲホゲホして苦しい…という人は、ぜひ参考にしてください。
咳が止まらない時に試してほしい方法
なかなか咳がとまらないとき、ひたすら我慢するのって大変。そんなときに、咳が出るのを少しでも軽減できる方法を6つ紹介します。
どれも簡単な方法ばかりなので、今すぐ取り組みやすいです。
①.温かい飲み物を飲む
どんなときでもすぐにできる、とっても手軽な対処法。
ゆっくりと温かい飲み物を飲むと、「喉を加湿する効果」があります。
また、喉元が冷えていくと「甲状腺」の働きが弱まってしまうため、温めて免疫力を高めるという面でも、とっても効果的。
ただ、せっかく温かい物を飲むなら、体に優しく健康効果の高いものを飲みたいですよね?
そこで、風邪や体が冷えたとき、体調が悪いときに飲んでおきたい飲み物を以下にピックアップしました。
ホットココア
カカオの苦み成分であるテオブロミンには、「血流を良くする働き」があり、冷え性対策にも優れています。
ココアはゆるやかに体温を上げて、下がる時もゆっくり。
つまり、「長時間、体が温まる」ので、風邪をひいて体を暖めたい時には最適。
また、鉄分を含んでいるので貧血対策にも良く、食物繊維、マグネシウム、亜鉛、ポリフェノールなど栄養素も豊富!
カカオポリフェノールは「ストレスを軽減する働き」もあるので、体調がすぐれないとき以外にも、仕事で疲れたときなんかに試すのもいいかも。
生姜湯
抗菌効果でよく知られ、ホットで飲むと生姜の成分で身体が芯まで温まります。
血流を良くして冷え性対策ができる「ショウガオール」、白血球を増やして免疫力を高める「ジンゲロール」など、健康に嬉しい効果もたくさん。
新陳代謝が良くなるので、運動と組み合わせることでダイエット効果も期待できます。
生姜湯の作り方はコチラ↓↓
ポイントとして、アツアツで飲むよりは、少しぬるめの温度で飲むこと。
その方が、ショウガオールとジンゲロールをバランス良く摂取できます。
ホット紅茶
紅茶に含まれている「カテキン」や「ポリフェノール」には抗菌力や殺菌力があるので、風邪で弱った身体に効果的。
風邪ウイルスの活性を防ぐことができます。
紅茶の茶葉には新陳代謝を整える栄養素が豊富で、カルシウム、カリウム、ビタミン、ナイアシンなどが含まれています。
紅茶カテキンの糖分分解酵素や、カフェインの脂肪分解作用と脂肪燃焼促進作用によってダイエット効果もあり。
抗酸化防止効果で肌トラブルや生活習慣病の予防にも。
②.湿度を高める
咳をすると、発生する風のせいで喉はどんどん乾燥します。また、部屋が乾燥していると、空気中のウイルス飛散量が増加して喉に悪い環境に。
乾燥って、体にいい環境じゃないんですよ。肌もカサカサになりますし。
そこで、室内では「加湿器で加湿」したり、「洗濯物を室内で干す」などで湿度を高めるようにしましょう。職場や自宅の机まわりなら、小型の加湿器がおすすめ。
ちなみに、2018年12月現在、Amazonでレビュー評価が最も高い商品はコチラ。
加湿器の利用について注意点
窓が結露するほど加湿してしまうと、カビの繁殖によって逆に悪い環境になりかねません!
わたしはそのことを知らずに加湿しまくり、寝室の床とベッドの下付近にカビを大量発生させてしまいました!/(^o^)\ナンテコッタイ
部屋の環境をみて、適度に加湿することが大切!ということを、身をもって知りました(笑)
加湿するときは湿度計を置くなどして十分に注意しよう。
ちなみに、我が家では湿度もわかるデジタル時計を、寝室に置くことにしました。
時計も日付も温度も湿度も一気に見れて、1個あると便利ですね。この手のタイプは種類が豊富なので、ぜひお気に入りの商品を探してみてください。
ちなみに、2018年6月現在で、ベストセラー1位のSEIKO商品はコチラ。
③.喉に優しい食べ物を食べる
どうしてもツラいときは、環境の改善や飲み物よりも、まず食べ物から見直して体内からしっかり治そう。
積極的に取り入れたい食材としては…
- 生姜:様々な健康効果が期待できる
- 大根:すりおろして生姜や蜂蜜と一緒に摂取すると咳止め効果アリ
- 蜂蜜:殺菌作用があり、荒れた粘膜を保護する成分アリ
- しそ:漢方薬にも使われ、咳・喘息・鼻炎に効果的、神経を安定させる
風邪や咳に効くレシピ↓↓
④.のど飴を舐める
飴を舐めると「唾液の分泌が促進」され、喉を乾燥から守ることができます。
風邪をひいたときや喉が痛いとき、コンビニやスーパーで手軽に購入できるし、仕事中でも口にしやすい!
飴の成分には水飴が含まれていますが、水飴は「皮膜効果」があって、のどの表面に薄い膜をはるので保湿効果があり、ウイルスからの攻撃や侵入を防止することもできます。
さらに、のど飴には有効成分が含まれている物が多く、炎症を和らげたり治癒したりするものもありますよ。
チェックポイント
- 冷涼感のあるクーリングフレーバー
- ノンシュガー・後味爽快タイプ
- 空気が乾燥してのどが気になる・マスクが苦手な方におすすめ
⑤.濡れマスクを使う
濡れマスクで口や鼻を覆うことで、「器官や口内の乾燥」を防ぎ、咳の原因である「ハウスダストやアレルギー物質の侵入」も防げます。室内だけでなく、室外でも口内を加湿できるところが魅力的。
わたしの咳がツラくなったとき用に、我が家に常備してあります。
濡れマスクはインターネットや薬局で気軽に購入できます。
家で常備しているのは就寝用。喉が痛いときって呼吸がツラいし寝づらいんですよね。そんなときに少しでも痛さやツラさ軽減できるようにしています。
チェックポイント
- セルフスチームで のどのうるおいを約10時間キープ
- ラクに呼吸できる、通気性不織布と特殊形状フィルター
- 肌にやさしい不織布を使用
⑥.最終手段として薬に頼る
仕事がない週末とか、時間の取れる場合はゆっくり家で休めばいいんですけども…。
仕事がバリバリ忙しいときって、ゆっくり休んでられないし、いつまでも咳こんでもいられないですよねー。
少しでも早くなんとかしたい!…そんな時はやっぱり薬に限りますね。
しかし、「薬に限りますね」とはいうものの…。
わたしは風邪薬が大嫌いなんですけど、その理由としては「眠くなる成分が入っている」から。眠くなると仕事に支障がでるじゃないですか。頭が働かなくなると困る(˘ω˘)
使用する薬はいい加減に決めたりせずに、薬剤師さんに相談するのが一番。適切な薬を紹介してもらおう。
市販薬でも止まらない「咳喘息」とは
風邪はもう治ったはずなのに、ぜんぜん咳が止まらない…。ダラダラと長引く咳が数週間も続く…。
そんな症状が続くときは「咳喘息(せきぜんそく)」になっているかもしれません。
咳喘息とは慢性的に咳が続く気管支の病気のこと。わたしも何度も繰り返し経験している、やっかいな病気なんですよ。
咳喘息の原因と症状について
咳喘息とは、一般的な喘息と同じように気道が狭くなってしまい、様々な刺激に対して過敏になって炎症や咳の発作が出るようになってしまう病気のこと。
咳喘息にはいくつかの原因があって、
- 室内、室外の気温の温度差
- たばこの煙による受動喫煙や飲酒
- 運動やストレス
- ほこりやダニなどのハウスダスト など…。
2年前くらいから、わたしは風邪をひいた後に咳が止まらず「咳喘息」になってしまうことが何度もあるんです。わたしの場合、咳喘息が出やすいのは気温の温度差と、ストレスが多いときなど…。
北海道なので、冬はバカ寒いんです。そして室内はストーブで温かい…。この温度差で、なぜか咳が出まくるんですよ。
いちど咳喘息になると、空咳が1ヶ月以上も続くんです。咳の発作があまりにも激しい場合は胸痛、嘔吐、失神などの症状も現れます。
そして、無理な咳を繰り返すことで「気胸」になったり、「喘息」に移行してしまったりと、更に大きな病を引き起こす原因にもなるんです。
…なかなか怖いんですよ、咳喘息って。おかしいと思ったらすぐに病院に行くようにしましょう。
ちなみに、「自然気胸の症状や痛み・原因と、2度の再発による手術経験」の記事でも書いていますが、わたしは咳喘息だけでなく、気胸も経験済みです。
症状を無視して放っておくと、こうなる恐れもあります。他人事ではありません。気胸ってどんな病気?って気になった人は読んでみてください。
咳喘息は、市販薬は「効きません」
わたしは風邪のあと、咳だけが長く続き、「おかしいな」と思って市販薬を飲み続けました。ですが、治る気配がまったくない。
それもそのはず。市販薬ってそもそも、咳喘息には全く効かないんですよ。
これは咳喘息特有の症状なので、「なんか薬が効かねーな」と感じたら、さっさと病院で専門薬を処方してもらうのが、治療の一番の近道。
咳喘息の場合は、気管支拡張薬や吸入できるステロイド薬が処方されます。つまり「咳喘息って風邪薬とは全く違った対処法が必要なんだ」ってこと。
そりゃ市販薬で治るワケがない(˘ω˘)
これは、わたしが咳喘息になったとき処方してもらったクスリ「シムビコート」です。
今でも定期的に使っていますよ。
使い方はコチラ↓↓
たとえ風邪じゃないとしても、職場や学校で長期間、咳ばっかりしている人を見てると、なんだか嫌な気分になるもの。
1日中マスクを付けっぱなしっていうのも不便だし、早めに病院に行こう。
まとめ
わたしの場合はアレルギーが色々あるので、風邪をひいた後は咳が長引いたりするパターンが多く、もうすっかり慣れっこになってしまいました。
最近は、咳がとまらないときは白湯を飲んでいます。美味しいし、お湯だから後味もあっさりで、食事にも合う。
こんな感じで、自分好みの対処法を見つけてみるのもいいですね。