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死亡者数が増加!タバコで症状が悪化するCOPDの原因と治療方法

COPDの原因と治療方法

死亡者が増加傾向にある「COPD」の、原因の90%はタバコです。タバコが原因でかかる病気の中で、あまり認知されていない、このCOPDという肺の病気。

テレビCMで目にするときがありますが、死亡者数が年々増加傾向にあるにも関わらず、いまいち病名については浸透していません。

タバコ=肺がんのイメージが強いのか、「COPD」と名前を聞いてもピンとこず、危機感もないのかもしれません(˘ω˘)

ですが、症状を放っておくと、喫煙者は後で苦しい思いをすることになるかも?今回はタバコが原因でなりやすいCOPDという肺の病気について紹介しますよ。

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1.COPDの症状と原因

1-1.COPDとは?

COPDとは

COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)とは、慢性的な咳や痰、息切れが主症状で、呼吸機能が低下していく病気です。

慢性閉塞性肺疾患とも呼ばれ、2012年には世界で300万人の死亡者を出し、これは世界における死因の6%を占めています。

日常の生活で、徒歩や自転車の運転、階段の昇降、かけ足など、僕たちはいろいろと体を動かしています。

そんな日常の中で、例えば…

  • 最近息切れしやすくなった
  • 咳や痰がよく出るようになった
  • 階段の昇降がつらい

このような、体への異変を感じたことはありませんか?

このようなサインが出た場合、大抵の人が「歳をとったから」「日頃の運動不足のせいか」と思いがち。

ですが、これらがCOPDの主な初期症状です。

1-2.COPDは悪化するとどうなる?

COPDの悪化

肺の機能が低下し、一日中酸素吸入器が必要になり、死に至るケースもあります。

長年に渡って喫煙をしていると、気道が固く肥厚して空気の通りが悪くなっていきます。

さらに炎症が続くと痰が詰まってよりいっそう呼吸が苦しくなっていきます。

肺胞にある薄い仕切りは破壊されて、肺胞同士がくっつくことで肺胞の数が減少し、酸素と二酸化炭素の交換が十分に行われない「呼吸不全」の状態になります。

COPDが重症化すると症状が強くなり、たったの数メートル歩くだけで息切れしたり、衣服を着替えたりするだけでも呼吸がつらくなります。

寝ている間も酸素吸入器が必要になるケースだってあるんですよ(˘ω˘)

日本におけるCOPDの死亡者数は、2014年で16,184人。

1996年で12,000人以下だったので、死亡者数は年々増加傾向にあります。

1-3.COPDの原因とタバコの関係

COPDの原因

COPDの原因の90%以上はタバコの煙によるものです。

タバコの主流煙、副流煙による刺激で気管支に炎症が起こります。

また、タバコの喫煙者のみならず、受動喫煙する人も同様です。

また、近年ではPM2.5によって重度のCOPDが引き起こされるという表明があり、中国では4000万人ものCOPD患者がいるといわれていますよ。

キレイな空気が、いかに大切なことか…。

2.COPDの治療方法

2-1.まずは「禁煙」を始めるのが第一

タバコで症状が悪化する『COPD』

COPDの原因に挙げられる第一位はタバコです。

つまり、タバコが原因なので、やめないと治りません。

「やめられる気がしない…」

という人も多いでしょう、僕もそうでした(˘ω˘)

しかし、COPDと診断されたら、これはもう「ドクターストップ」です。

僕も気胸を3度も経験し、医師から「タバコはやめなさい」と言われて禁煙に成功しました。

病気は人生のターニングポイント、一つのチャンスだと思って禁煙しよう。

COPDの治療に禁煙は欠かせません。

禁煙をはじめて、ようやくスタートラインに立ったようなもの。

老後の生活を楽しむために、今がんばろう。

2-2.薬物療法で息切れの緩和、運動能力の向上

吸入器

吸入器を使った薬物療法で、狭くなった気管支を薬によって広げ、息切れを緩和させます。

重度でなければ、運動などで息切れが激しい時に使用します。

また、口をすぼめてゆっくりと息を吐き出す等の呼吸法のトレーニングを行い、ラクに呼吸が出来るように改善していきます。

COPDの人は息を上手に吐ききることが出来ないため、身体には大きな負担がかかってエネルギーが消耗されてしまいます。

このため、体重が減少していく患者が多く、結果として体力は低下しCOPDの合併症などを引き起こしやすくなります。

風邪に対する抵抗力も低下するため、運動能力を向上させる適度な運動を取り入れます。

運動を行うことで、通常よりも食事の量が増え、体力と健康の維持につなげる事ができます。

2-3.食事療法でしっかりとした身体をつくる

食事療法でしっかりとした身体をつくる

COPDの人は体重が減少傾向にあるため、同年代の人の摂取カロリーの1.5倍前後の食事量が必要となります。

特に良質のタンパク質を摂取するように心がけ、分岐鎖アミノ酸(とうもろこし、牛乳、鶏卵など)をたくさん含む食事を摂るようにします。

芋や豆、かぼちゃや炭酸水など消化管内でガスを発生させるような食材は向いていません。

また、医師や栄養士さんにも相談して、その人の体質や症状に合った正しい食事療法を行う事が大切です。

さいごに

喫煙することで身体に与える影響は本当に大きいものですね。タバコは身体の中でも特に肺には大きなダメージを与え、呼吸を司る臓器であることから病の悪化は「呼吸困難」を招くこととなります。

…怖いですね、じわじわと呼吸が出来なくなるなんて。

喫煙者は特に要注意、ただの咳や息切れと思わず、怪しいと思ったら早めの診察をおすすめしますよ!

また、禁煙がうまくいかない人は、禁煙補助剤「ニコレット」を試してみるのも手。失敗をくりかえす前に、ぜひ一度お試しあれ。

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