日本や世界で毎年行われる「世界禁煙デー」をご存知でしょうか?メディアでもあまり大きく取り上げられないので、知らない人も多いのではないでしょうか。
せっかくの禁煙週間なのに、禁煙を頑張っている人がこの日を知らないのも損。世界中で同時に行われる、禁煙にとってはかなり大きなイベントなんですよ。
ぜひ覚えておきましょう(˘ω˘)
世界禁煙デーとは
「世界保健機構(WHO)」が制定した禁煙を推進するための記念日。1998年以降、毎年5月31日~6月6日までの一週間を禁煙週間と定めています。
歴史は意外にも古く、1988年に「第1回 世界禁煙デー」がありました。
1988年というと、今から約30年前…。けっこう古い時代から、禁煙についての意識は芽生えていたことがわかります。その時は禁煙ブームは無かったそうです。
ですが、タバコの煙が健康を害し、受動喫煙が周囲の人に悪影響を及ぼすということは世界中が分かっていました。今ではタバコについて色々な研究成果も出て、その当時よりも多くの情報が出ています。
禁煙もすっかりブーム化し、分煙化のおかげで受動喫煙もどんどん減少していますね。
中には、世界禁煙デーの1週間に便乗して、この日から禁煙をスタートする人も大勢います。世界中の人たちがいっせいに「禁煙開始」ですよ?
どうせ禁煙を始めるなら、この流れに乗ってみるのも楽しいですね。
世界禁煙デー「日本の禁煙週間のテーマ」一覧
- 【2016年】2020年、受動喫煙のない社会を目指して
- 【2015年】2020年、スモークフリーの国を目指して
- 【2014年】オールジャパンで、たばこの煙のない社会を
- 【2013年】たばこによる健康影響を正しく理解しよう
- 【2012年】命を守る政策を!
- 【2011年】みんなで知ろう!たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約
- 【2010年】女性と子どもをたばこの害から守ろう
- 【2009年】煙のない健康的な社会づくり
- 【2008年】子どもをたばこから守るために
- 【2007年】無煙環境を考える
- 【2006年】やめたい人を手助けする禁煙支援
- 【2005年】たばこ規制における保健医療専門家の役割
- 【2004年】禁煙支援の推進
- 【2003年】受動喫煙防止対策等の喫煙対策
- 【2002年】たばことスポーツは無縁(無煙)です。-きれいにやろう!-
- 【2001年】他人の煙が命をけずる:受動喫煙をなくそう
- 【2000年】その1本 みんなの命 けずられる
- 【1999年】たばこに サヨナラ
- 【1998年】無煙世代をそだてよう!
- 【1997年】手をつなごう!たばこのない世界をめざして
- 【1996年】スポーツや芸術を通じて、たばこのない世界をつくろう
- 【1995年】想像以上に大きいたばこの損失
- 【1994年】メディアとたばこ:健康のメッセージをひろめよう
- 【1993年】ヘルスサービス:たばこのない世界を開く窓
- 【1992年】たばこの煙のない職場-もっと安全にもっと健康に-
- 【1991年】公共の場所や交通機関は禁煙に
- 【1990年】子供に無煙環境を
- 【1989年】プラスされる女性喫煙者への害
- 【1988年】たばこか健康か 健康を選ぼう
歴史を感じるなぁ…。
こうして2020年、2030年と、取り組みを続けていって欲しいですね。
さいごに
歴史ある世界禁煙デー。そして、世界で一斉に行われる禁煙イベント。
なかなか禁煙に踏み切れない人でも「世界で同時に禁煙スタート!」という面白い取り組みのお陰で、躊躇なく禁煙を開始できるのではないでしょうか。
世界中というのが、とてもスケールが大きくていいですよね。
「自分一人で禁煙を頑張っているわけではない」という思いが挫折を乗り越えさせてくれますし、その日に日本でも禁煙を始める人が多いはず。
世界と一体化しながら、色々な人達と手を取り合いながら禁煙を開始してみるのも楽しいかもしれませんね。