いきなりですが、毎日「自分らしく」生きてますか?いつも他人の目を気にしたり、自分の考えを抑えこんで「どうせ自分なんて……」と思っていませんか?
私はネガティブ思考の天才なので、よく人と比べて凹んだり、自分より他人を優先してしまったり……生きづらいなぁと思うときがあります。
自分の気持ちは、いっつも「二の次」になってしまうんだ。
そこで手にとったのが、自尊心を高める考え方について書かれた本【うまくいっている人の考え方】でした。
たとえば、なにかトラブルがあったり、不満に思うことがあったとき、
どうして、いつも僕ばっかり……
と、ついつい口に出していませんか?
不平・不満を言っても自分にとってプラスにならず、逆に愚痴を言うクセがついて、否定的な考え方をすることが習慣化されてしまうと、著者は伝えています。
本記事は、ジェリー・ミンチントンさんの著書【うまくいっている人の考え方】の紹介と、本の感想について書いていきます。
著者:ジェリー・ミンチントンさん(Jerry Minchinton)
ジェリー・ミンチントンさんの紹介
本の概要
「自尊心をどう高めるか」をテーマに、自分を中心とした視点に立って、考え方や行動のクセを知り、いい意味で「自己中心的」な生き方について紹介している本。
など、「まずは自分だ」という考え方をもって生き、自分の価値にちゃんと気付こう!自分の人生を生きよう!という感じの内容です。
(↑)こんなふうに、見開き1ページごと、生き方に対するヒントと要約が書かれています。
ネガティブな心に突き刺さるフレーズがズラリ!
その他の書籍
……などなど、ネガティブな気持ちや心のあり方を変える著書が多いですね。
【うまくいっている人の考え方】ポイントを3つ紹介
【うまくいっている人の考え方】の数あるポイントの中から、
上記の3つについて、簡単に紹介します。
他人を批判しない
他人のことを批判的に考えたり話したりすることは少し楽しいし、一時的に優越感に浸れる。しかし、これは危険な娯楽である。
というのは、不平・不満と同様、他人のあら探しはすぐに習慣になってしまい、その不快さゆえに友人を遠ざけ、敵をつくる原因になるからだ。
【うまくいっている人の考え方】より
いろいろな人と関わりを持ち、ときには気の合わない人や攻撃的な人と仕事をしなければならない場面もありますよね?
そんなとき、ついつい口から不平・不満がでるもの。
こんなふうに、文句ばっかり口にしている人は、その不満を聞いていた周りの人からも同じように言われちゃうかも。
コイツは、いつも周りの文句ばっかり……。ちょっと距離を置こうっと。
こんな感じで、自分にメリットがありません。
しかも、あら探しが習慣になると、人の悪い部分ばかりに目が向くようになるので、文句を言いたくなる場面ばかり気付くようになります。
「悪いところ」より「良いところ」に目を向けるコトが大事なんだね。
他人のことを好意的に考え、好意的な発言をすることでいちばん得をするのは自分だ。
【うまくいっている人の考え方】より
ほんと、コレですね。
不満を口にするより、良い部分を見て好意的なことを言うと、結局は自分に帰ってくる。不満を言えば、それも自分に帰ってくるんだよなぁ……。
他人からどう評価されようと気にしない
人は自分を基準にして他人を判断する。だから、自分に対する他人の評価はまちがっていることのほうが多い。
あなたが今のあなたのようになったのはどうしてなのかを、あなたの生育歴や人生経験についてほとんど知らない赤の他人が、どうして理解できるだろうか。
【うまくいっている人の考え方】より
まわりの人に「あなたは○○な人だよね」とか、「君はもっと○○したほうがいい」と評価されたり指摘を受けたとき、「気にかける必要はない」と筆者は伝えています。
たしかに、ちょっと言葉は悪いけど、
いったい、あなたに僕の何がわかるんだい?
って感じがしなくもない。
人の忠告が「客観的に見て」言っているのか、「主観的に見て」言っているのかを判断するのが大事なポイントかなって思います。
主観的な意見は、その人の好みやその人だけが感じる見方で押し付けてくる意見なので、スルーで問題ないですね。自分の意見を他人に強要するのはよくない。
ですが、客観的な意見は、調査データや数値で測れる基準をもとに出す意見なので、これは一理あるし、再考の余地がある部分だと思います。
ようは他人が「何を基準として」判断を下しているか?が重要かなって思いました。
他人の物差しほど曖昧な基準はないと思うんだ。
他人からのマイナスの評価は、かなり差し引いて考える。
【うまくいっている人の考え方】より
結局、他人の意見はほとんどが主観ですし(わざわざ客観的データを持ち出して会話しないですよね)、だったら真に受ける必要はないよね?ってコトですね。
無理をして人から好かれようとしない
他人が自分のことを好いていないという問題を解決する方法は、他人に好いてもらうために自分を変えることではない。
真の解決法は、だれからも好かれることは不可能だし、またその必要もないということを理解することなのだ。
【うまくいっている人の考え方】より
またコレもガツンと突き刺さるお言葉……。
人から良く見られようとして無理にがんばったり、嫌われている人に好かれようとする必要なんてないんだと筆者は伝えています。
……なんだかんだ理屈を言っても、やっぱり人の目って気になるし、嫌われているより好かれている方が「いいなぁ」って思いますよね?
でも結局は上記した「他人からどう評価されようと気にしない」にも通ずるもので、他人がどう思っているかは、その人の主観によるもの。
○○さんって面白いし、頼りがいあるよね!
え~?○○さんはクセが強すぎて苦手だなぁ
こんなふうに、人それぞれ主観が違うから、全員から好かれるなんてそもそもムリなんですよね。
客観的な意見で、職場全体から嫌われているなら、それは考え直したほうがいいですが、そんな人はきっと少数でしょう……。
自分を犠牲にしてまで「相手に好かれよう!」なんてムダ!
人に好かれるために無理に自分を変える必要はない。
【うまくいっている人の考え方】より
自分らしく生きて、そんな自分らしさを快く思ってくれる人と生きるのが、一番ラクだし賢明ですよね。
一部の、自分を嫌っている人のことまで考える必要はナシ。
【うまくいっている人の考え方】感想
こんなふうに、自尊心を高めるフレーズが盛り沢山で、すごく前向きな気分になれる一冊。
「自尊心」がテーマなだけあって、ほとんどの項目で「まずは自分だ!」という視点を持て!と主張されていますが、その通りだなぁ……って腑に落ちる部分が多かったです。
一通り読んで、私のようにまわりを気にしすぎる性格の人間は、ちょっと自己中心的な考え方にシフトするくらいでちょうどいいんだろうな~と思いました。
結局は人目を気にしちゃうから完全な自己中にはなれなし、自分を優先する「気持ち」を持って行動したら、最終的にイイ感じの自愛が育ちそう。
人生の半分くらいを生きてますが、もう半分の人生はもう少し「自尊心を高める生き方」にシフトしたいなぁ。
人の目を気にするより、自分の心を優先したくなる本だったよ!
人生を自分らしく楽しみたいという人におすすめの良書でした。