勉強、片付け、早起き、家計簿、趣味、ダイエット、筋トレなど。
新しいことを始めたい!だけど、いつも三日坊主で終わってしまう……。「こんな性格だから仕方ないんだ」と思って、諦めてませんか?
当時、私も「早起き」を続けたい!と思っていたのですが、情けないコトに全く起きれず、決まって二度寝をしていました。
毎日オンラインゲームで、夜ふかしばっかりのダメ生活っぷり……。
そこで、三日坊主の私でも、続ける習慣を身につける方法が分かる本を探しました。
活字がまだ得意でなかった30代(今もだけど)、マンガでわかる系の本なら読みやすいかな?と思い、手に取ったのが【マンガでわかる「続ける」習慣】です。
ちなみにのとき、一緒に【マンガでわかる「やめる」習慣】という本も購入して、ゲームと夜ふかしグセをやめるべく頑張りました。
実際にこの本を読んで、改めて早起きの習慣化に取り組んでみたら、仕事の繁忙期以外は早起きができるようになり、今では当たり前のように4~5時台に起床しています。
早起きしたあとは、ブログ、読書、ルービックキューブなど「趣味の時間」として活用してるよ!
一昔前までは、仕事ギリギリまで寝ていたし、週末は9~10時くらいまで眠っていたのですが、 習慣化できた今では「寝てる時間がもったいない!」と思うほど。
……変われるモンですなぁ。
本記事は、古川 武士さんの著書【マンガでわかる「続ける」習慣】の紹介と、本の感想について書いていきます。
ちなみに、「早起き」を習慣化したい人は「あなたの人生を変える睡眠の法則」の記事もおすすめ。
著者:古川 武士さん(ふるかわ たけし)
古川 武士さんの紹介
本の概要
何かを始めても「三日坊主」で終わってしまい、なかなか習慣化できな人に向けて、習慣化のコツや原則を伝えている本。
各章の前半はマンガとなっており、習慣化のコツをストーリー仕立てで紹介しています。各章の後半はマンガで紹介されたコツについて、文章で解説しています。
【マンガでわかる「やめる」習慣】でも登場した登場した花園 舞と、友人の中垣 結衣のふたりが再登場。主人公の舞がパティシエになり、先輩から様々な習慣術を教わります。
結衣はダイエット中なのに、お菓子の実験台に……。
マンガで全体をつかんで、文章でくわしく解説!といった流れです。マンガだから、活字が得意でない私でもスラスラと読めました。
その他の著書
おもに習慣術に関する内容の書籍が多いです。
【マンガでわかる「続ける」習慣】ポイントを3つ紹介
【マンガでわかる「続ける」習慣】の数あるポイントの中から、
上記の3つについて、簡単に紹介します。
習慣化するまでの期間の違い
習慣づけたいものの種類によって「行動習慣」「身体習慣」「思考習慣」と区別できて、それぞれ1か月、3か月、6か月かかるんだ。
早起きは身体に習慣を覚えさせることだけど、考え方のクセは思考を変えることだよね?生存に影響が大きい変化ほど時間がかかる。
【マンガでわかる「続ける」習慣】より
日記をつける習慣、早起きの習慣、ネガティブ思考をポジティブにする習慣など、同じ「習慣づけ」でも身につくまでの期間が違うと筆者は言います。
片付け、資格勉強、日記、節約など、日常繰り返す行動レベルの習慣。
ダイエット、運動、早起き、禁煙、筋トレなど、身体のリズムに関わる習慣。
考え方(ポジティブ化)、感じ方など、根深い思考を変える習慣。
私は「日記、早起き、読書、勉強、禁煙」などのレベル1~2の習慣づけに成功!口ぐせ(考え方)の改善とポジティブ思考の継続をがんばっている所です。
レベル3は根気よく続けないと習慣化されにくいのね……。
習慣化の3原則
続かない人の傾向を見ていると、習慣化のスタート前の計画と姿勢に挫折原因があることがほとんどです。三日坊主に陥らないためにも次の3つの原則を守りましょう。
【マンガでわかる「続ける」習慣】より
習慣化に失敗しないためには「3つの原則(コツ)」があり、失敗してしまう人はココに原因があると筆者は伝えています。
少し掘り下げます。
原則1:一度に1つだけ取り組む
一度にあれこれ欲張って習慣化しようとすると失敗します。
ダイエットの場合は「食事制限を習慣化」したあと、「運動を習慣化」する
こんなふうに、それぞれを分けて1つずつ習慣化するのが成功の秘訣。
原則2:複雑なルールにしない
1つの習慣に絞っても、その中で複雑な行動ルールを決めてしまうと続かなくなってしまいます。
たとえば「語学の勉強を習慣化」する場合、
このように、勉強の「内容」を複雑化すると失敗しやすくなります。「ライティングのみに集中して1週間続ける」など、簡素化すると成功しやすいです。
原則3:結果より行動を重視する
成果主義で「結果」ばかりを求めると、目標を達成することにあせってハードルを上げてしまったり、結果に辿り着けずに諦めてしまう場合もあります。
習慣化する上で大切なのは、「結果よりもプロセスに集中する」こと。
結果とは、目の前のプロセスに集中した結果として得られるもの。
短時間でもいいから、まずはしっかりと続ける。目の前のことに集中して「行動を起こす」ことだけに注意すれば、結果に左右されずに習慣化できます。
1時間の勉強ができなくても、10分できれば結果に近づく!
完璧主義を捨てて、ベビーステップを続ける
続かない人の多くは、「完璧主義」です。決めたことを、決めたタイミングで決めた量だけやらないとダメだと信じているのです。
その結果、少しでも予定外のことが起きると、一気に何もやらなくなってしまいます。0か100かで極端に考えてしまうのです。
【マンガでわかる「続ける」習慣】より
毎日の目標を立てて取り組むにしても、決めたことに縛られすぎて「0か100か(やるか、やらないか)」という極端な思考になっている人が多いと著者は伝えています。
前述した「原則3:結果より行動を重視する」と同じようなコトですが、立てた目標を達成できないからといって、全てを投げ出す必要はないわけです。
「ベビーステップ(小さく始める)」を意識すると、習慣を続けることができます。
続けたい習慣 | 「時間」を短くする | 「難易度」を低くする |
---|---|---|
片付け | 5分間片付ける | 1つの部屋だけを片付ける |
読書 | 15分間読書する | 1ページだけ本を読む |
日記 | 1分日記をつける | 1行日記を書く |
ランニング | 10分走る | ウォーキングにする |
今日はしんどいから……
また明日にしよう
こんなふうに、モチベーションが上がらなかったり、体調が優れないときもあります。そんなときは、短時間にしたり、簡単にして継続します。
物足りなくても「毎日続ける」ことを重視すると、続けることへの抵抗感が驚くほど少なくなります。
短時間でも、続けてやれば「こんな日でも出来た!」っていう達成感があるし、挫折もしない!
【マンガでわかる「続ける」習慣】感想
一昔前まで、ロクに習慣化もせず「朝起きて仕事に行って帰って風呂して寝る」という、味気ない毎日を送っていました。
ルーティーンもなかったので、「その時に”やりたい”と思ったことを”やる”」という感じで過ごしてきました。なんてもったいない……!
ちゃんと目標をもって「習慣化(継続)」することの大事さを知ったのは数年前、そして何度も失敗して本書を手に取りました。
今では、早起き・読書・ブログ・日記・ルービックキューブなど、1日の時間を趣味に割り振って、ちゃんと継続できています。
どんなに忙しくても、ベビーステップで考えると、なんでも継続できるようになります。これが一番の収穫でした。完璧にやる必要なんて、どこにもない。
習慣化のプロから学べる、貴重な1冊だったよ!
三日坊主を克服したい人におすすめしたい良書でした。